反省!お金に対する愛情が足りてなかった件

どこで収支を読みまちがえたのか、毎月の家計で約25万円が不足。 2人の子どもがが私学に入っていきなり金欠になった印象ですが、実際にはもっと前からじわじわ悪化してたんでしょう。 年収アップに向けて、想念チェックのやり直しです。


いくら足りなくなったか?

いつも読んでいただいてありがとうございます。
宗之内喜久造です。
心はすがすがしく平穏、
ふところはホカホカで平穏。
みなさまにおかれましては、
そんな毎日を送っておられることでしょう。
ところがわたしのほうは、
どこで計算をまちがったか、
家計のほうが苦しくなって「あれっ?」でございます。
父の会社が倒産して高校に行けなくなりました的、
恐怖映像が心をよぎります。
お金が足りない!?
ほんとうに、
われながらバカじゃないかと思いますが、
月に25万円ほど、
家計収入が足りてません。
こうなることは読めててもおかしくなかったはずなのに‥‥
おかしいですね。
やっぱりバカですか。
いや、でもキクゾウって、
心のことばっかり話してるヤツで、
お金がなくても生きていけるヤツじゃないのかい?
そうなんですよねー。
‥‥いや、
ちがうんですよねー。
あわてるのは最後まわしなので、
なんかヤバいものが迫ってきても、
冷静に分析して落ちついて対処できるようになってるだけで。
お金ってね、
あると思ってたらいつでもあるもんだし、
あとからついてくるもんだと信じてるし、
ふだんお金、お金って、
あまり頭の中に置かないことにしてたんですよね。
で、
お金に困ることはないという想念が絶対優勢だったし、
実際のところ、
いままで足りなくなることはなかったわけですし。
それがついに、
いよいよ金欠に転落かという不安が芽生えはじめている。
どこで、
読みまちがえたんでしょうかキクゾウ。

どこで収支を読みまちがえたか

直接的な原因は、
これはもうはっきりしてます。
このサイトにちょいちょい来ていただいている常連さんはごぞんじのとおり、
2年前に長女が、今年長男が、
それぞれ私立中学に進学したからですね。
お金かかるよー!
とは聞いてたんですけど実感はなかった。
特に長女は全寮制ですから、
2人あわせると20万円を優に超える固定支出が毎月のしかかってきたわけです。
行事やらなんやら、
臨時の出費もエグいです。
2年前まではなかった上乗せの支出が、
ガン!ゴン!と二段階の固定で来た。
これまでだと、
お金が足りなくなりそうなときは、
自分の役員報酬を自分で上げて帳尻を合わせてきたんですが、
こんどばかりはそれもむずかしい。
実は昨期、会社の業績が横ばいで、
4年ぶりに売上総利益が前年を下まわった。
おまけに今期に入ってから、
得意先倒産というリスクカードを引いた。
心が招いていない現実が起こってくるはずがありませんので、
やはり、どうやら、
想念の調整が後手にまわってしまったようなんですね。
マンションのローンも毎月約20万円があと25年
たっぷり残っています。
ぬるま湯ほど恐ろしい楽園はないと、
気づいたときにはすでに時遅し‥‥なんでしょうか。
いや、まだ、
きょうまでのところは会社からの借り入れが増えているだけで、
きちんと学費は払えています。
ほんとうにクラッシュする前に、
想念チェックをやり直しておきます。
もしみなさんの中に、
お金が足りてない方がおられましたら、
わたしの想念チェックのやり方がきっとお役に立ちますから、
よろしければ参考になさってくださいね。

年収アップへの根本治療

想念はすでに現実化しています。
いま、わたしが見ている現実は、
自分が過去に描いていた想念が招いた結果です。
あなたが見ている現実も、
過去にあなた自身が描いていた想念が招いたものです。
頭で意図的に行っている思考ではなくて、
いわゆる潜在意識のほうで、
必ずしも自覚的にではなく描いてしまっている像が想念です。
健康や恋愛、家族、人間関係‥‥
想念チェックが特に重要なポイントがいくつかありますが、
お金もうそうですね。
チェックしてみると、
わたしの現在の年収は、
起業したころ(20年前)に描いていたもので、
それからまったく変えてないことがわかりました。
300万円くらいの上下は誤差の範囲として、
ひとつの年収イメージをずっと固く握っていたのです。
ひとおおり買いたいものはなんでも買えたし、
ときどきぜいたくもできた。
足りなくなることがなかったので、
だったら別にそれでいいかな
ということになってしまっているわけです。
あまるほどではなかったけれど、
過不足なくやってこられた。
ある意味、
経済的な面で成長欲が燃え上がらなかったのは、
このほどほど感が原因だったのかと思います。
お金に対して冷たかった。
愛情が足りないだけならまだよかったんですけども、
そこへ、
よけいなネガティブ感を握ってしまいました。
あなたも、
お金に執着しないことを選んだだけならいいんです。
ところが、
お金に執着するのはいやらしいとか、
みっともないとか、あさましいとか、はしたないとか、
つい、いろいろよけいな感情をくっつけてしまうわけです。
もしあなたが、
お金を溺愛してないとすれば、
たいして儲かってないはずですし、
きっと、
よけいなネガティブ感をお金にくっつけてしまってるはずです。
お金に恵まれたかったらここの想念を根こそぎ洗い直し、
罪悪感やら嫌悪感やら、
すべて心の中から追い出さないといけません。
お金に執着する人を否定するとお金が寄ってこなくなりますから、
この点、厳重に警戒してください。
これ、
年収アップのための根本治療といえるほど大きなテーマなんで、
別のページで詳しく取りあげます。
あわせて読んでみてください。

お金に対する不安を見える化する

不安を可視化する習慣があるといいですよ。
もやもやとかざわざわとか、
なんだかわからない、
重くて湿ったブルーな何か‥‥
漠然とした不安って、
手がかりのないストーカーみたいでいちばん気持ちが悪い。
いるのかいないのか、
存在さえよくわからない、
ただの気のせいかもしれない‥‥
不安を見える化するコツは、
心の中でめいっぱい大げさに騒いで、
最悪の事態をリアルに想像
し、
自分が何を恐れているのかをつまびらかにすることです。
不安を恐れに──
ぼんやり痒いやつを特定箇所が痛いやつに──
顔がわかって、背格好がわかって、住んでるところがわかって‥‥
ストーカーの正体がわかれば手の打ちようがある。
まずは最悪の事態を受け止めて、
そこからのブレイクダウン。
キリキリ痛いやつと向きあいましょう。
>わーどうしよう!!
>たいへんだ!
>なんとかしないと‥‥


ていうような取っ散らかった心理状態では
エネルギーが減損してうまくいくものもうまくいかない。
心を鎮めて、
自分が何をどれだけ恐れているかをクリアにして戦いやすくします。
わたしの場合は──
いちばんコワいのは、
娘、息子を進学させてやれないかもしれない‥‥
その恐怖なんだとわかりました。
父の会社が倒産して高校に行けなくなりました、
中退しないといけなくなりました、
進学をあきらめました‥‥
等々、
ドラマでもリアルでもよく聞く話じゃないですか。
中小零細なんて風が吹けば一瞬で飛ぶ、
鼻クソみたいな存在です。
>あと10年、
>がんばれないかもしれない!
>いや、それどころか、
>ふつうに考えたら10年やれるって思うほうがおかしい!

生々しい恐怖です。
キクゾウは何歳までに何億の財産を築いているので、
いつ死んでも子どもに経済的な不便をかける心配はないから安心だ
──
っていうような威勢のいい項目は、
わたし自身が20年前に描いた人生設計図には残念ながらありません。
いまとは比較にならないくらい心の勉強がおろそかで、
潜在意識の力も知らなかったために、
ビジョン描画力も貧弱でした。
10年後って、
わたしは65歳になってます。
36歳で独立して55歳まで、
スベったり転んだりいろいろあった20年、
若さとバイタリティでカバーできたのでどうにか生き残ってますけど、
体力も気力も確実に衰えてます。
どこにも保証がないんです。
この恐怖の存在こそが公務員と致命的にちがうところだし、
まさにこの危うさゆえに、
起業独立に踏みこめない人がうじゃうじゃいるんだし。
自由の代償と受け止め、
正面から向きあうしかないです。
>命まで取られるわけじゃない
と、
自分を慰めるときによく使います。
生き死ににかかわる病気と闘っている人には申し訳ないですけど、
ここはほんとうに大事なポイントです。
>不安だ、ヤバい。
>けど、それがどうした?
>たかがカネが足りないだけじゃないか。
>命まで取られるわけじゃあるまいし!

なんです。
借金に追われて自ら命を絶つ人もいますけど、
まず、わたしは、
お金が理由で自殺はしないと決めることにします。
あなたもですよ。
足りない足りないと漠然とビビる前に、
いったいいくら足りないのか計算しましょう。
あなたも。
中高一貫校ですから、
いったん入学したら6年間、
同じ学費を払い続けることになるんですから、
あといくらあれば卒業できるか単純な計算でわかりますね。
会社の業績は横ばいですから、
いまの年収をこのままキープすると仮定すると、
不足分だけで長女卒業まであと4年間で1200万円ですね。
──青ざめます。
家を売ったり、保険を解約するなりすれば、
なんとか大学進学の一歩手前まではいけそうだとわかりますが。
そんなことをすれば一気に信用倒壊、
良からぬ風評が広がって、
もうこのあたりで商売することはできなくなるでしょう。
現状維持を前提としてもそれだけ足りないなら、
もし会社の業績がマイナスになったらどうするのか?
けっきょくのところ、
事業の不透明さが自分を脅かしている元凶だとわかってくる。
>父の会社が倒産して高校に行けなくなりました
──こんなフレーズが頭をよぎるのも無理からぬこと。
どんどん怖くなってきますが、
不安はどんどん見える化されていきます。
コントロールできないくらい恐怖心が暴れだしたときは、
応急的に数息法なども使います。
もちろんクンバハカも欠かさない。
漠然とした不安との向きあい方とは、
わたしの場合、ざっとこんな感じです。
こんなとき、カウンセリングを受けたら、
もやもやでざわざわなわたしの胸の内を、
セルフでやるよりもじょうずに聴き出してもらえるんでしょうか。
わたし自身が、
そんなカウンセラーでありたいですけど。