社員がMGのインストラクターになるの巻

社員がMG(マネジメントゲーム)のインストラクターになり、取り上げたテーマが「仏法」。 なんとバチあたりな。しかし、仏法は宗教ではなく、世界最古の心理学であり、実践哲学。 「菩薩MG」は、お釈迦様の教えを実践し、心地よく儲けることを学ぶ研修です。


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第1回の模様






このMGをおすすめします

世俗の煩悩にまみれ、
心がすっかり穢れちまったあなた

こそ、
特にこのMGをおすすめします!
なんていう冗談はさておき‥‥
2日間で5期(5年)分の会社経営を楽しく体験できるMG(マネジメントゲーム)は、
以前にもこのサイトでおすすめしたことがありますが、
あいかわらずまわりの経営者仲間のあいだでたいへんな人気です。
100期、200期
‥‥どころか、
500期、1000期の強者どもがごろごろ。
マニアというかフリークというか、
好きな人にとってはたまらん世界のようで、
メンツによってはカルト教団さながらに盛り上がる激戦マッチもあるようです。
そこまで熱狂的ではないですが、
わが社にもひとり、
MG大好きな女性社員がいてまして、
マツミさんていうんですけど、
彼女がいつのまにか100期を超えて、
シニアがどうのこうのいってるなと思ったら、
めでたくインストラクターの免許をいただいちゃってました。
えらいもんですね。
当社でもMGの学びは推奨してますので、
ある程度ゲームの経験を積んで、
経理の初歩がわかるくらいまでは、
どの社員も会社で費用負担してゲームに参加させてます。
ま、
しかしそれもせいぜい20~30期くらいまでで、
あとはご自由にどうぞって感じです。
マツミさんのエラいのは、
そこから自腹を切ってMGに参加しつづけたこと。
MGは1回参加すると、
2日間のゲーム代、飲み代、宿泊費、交通費など、
3万、5万はあたりまえにかかります。
参加者の大半が会社の経費で参加している中、
彼女は自分の安月給から費用を捻出した。
(どんだけ安月給かってことは、
雇い主のわたしがいちばんよく知ってます。)

さらに、
もっとえらいなと感心するのは、
彼女はたいしてゲームが強くないこと。
ぜんぜん弱いといってもいい。
最優秀経営者賞とか、
いっぺんももらったことないし、
表彰されたことも数えるくらいしかない。
取り柄といえば、
けっこう計数力が強くて決算が速いことくらいか。
ぶっちぎりで自己資本を600とか1000とかに伸ばし、
利益のグラフが用紙はみ出るくらいの快感を1回でも味わったならまだしも、
ちっとも勝てないのに楽しいとは、
お人好しなのか変人なのかMなのか‥‥
(ё_ё)?

わたしが参加しない理由

MGの世界には、
少数派ではありますが、
ゲームを楽しめないタイプの人がいます。
どうやらそれには大きく2種類あって、
ゲームは楽しいけど棚卸(在庫合わせ)や決算が苦手
というタイプと、
反対に、
決算はいいけどゲームが苦手
というタイプがあるようです。
わたしは後者。
マイペースにやらしてくれりゃいいのに、
あっというまに順番がまわってきて、
早く、早く、早くって、
せき立てられてる感じがどーも苦手。
どうにもめんどくさがり屋なもんで、
パッ、パッ、パッと手が動かないし目がまわるし、
在庫が合わなくて恥ずかしい思いをしたこともたびたびで。
>MGは50期をすぎたらおもしろくなる。
>オレも最初はぜんぜん楽しくなかったけど、
>いまは最高におもろいで。

なんていう人の言葉を無邪気に信じて、
おもしろいと思えなくてもコツコツ70期を超えるところまでがんばった。
成績はいつも凡庸ながら、
自己資本は300を割らないことが多く、
400足らずといったところなので取りたてて弱いともいえない。
娘や息子を連れて「親子MG」にも何回か参加したことあるし、
三浦海岸で開かれる贅沢な二泊三日の「子どもMG」に娘を行かせたこともあるくらいなので、
けして食わず嫌いではなく、
むしろ積極的にいろんな味つけを試してみたといえる。
しかし結論として、
ウチの家系は親子そろってゲームが苦手なのだということが判明。
血は争えないのですね。
そんなわたしを尻目に、
マツミさんは儲けが出なくても踏まれて凹んでも倒産しても、
なぜか心からMGを楽しみ、
そしてインストラクターにまでなってしまった。
わたしがMGに冷めてしまってからは、
自分が優越感に浸れるのがよっぽど嬉しいのか、
ますます積極的に自己投資をヒートアップ。
‥‥(ё_ё)

神も仏もマネジメントゲーム

で、
インストラクターになれるくらいまでがんばったのはえらいと思うけど、
いったいどんな講義すんの?
を、
聞いてびっくり。
それが
仏法
だったんですね。
(ё_ё)
マネジメントゲームと仏法
──これは‥‥もしかして、
神や仏をゼニ儲けといっしょくたに扱ってしまって、
ややこしいところに踏みこんでしまうことにならないか‥‥?
一抹の不安はよぎりますが、
マツミさんいわく
>仏法を宗教としてではなく、
>世界最古の心理学、
>実践哲学としてとらえてもらって、
>お釈迦様の教えを実生活の中で実践することを、
>MGを通じて学べたらいい。

と、
そんなノリ。
わたしの知るかぎり彼女は無宗教(わたしも)なんで、
ここはやはり仏法を宗教とは切り離して、
純粋な心の科学だと考えていただけるとありがたいけど‥‥
それにしても、
突拍子もなくMGに仏法をくっつけるとは‥‥
無謀すぎないのか?
だいたい彼女がどんだけ仏法のことをわかっているのか?
はなはだ不安。
瀧本光静(たきもとこうせい)上人
っていう、
日蓮宗のお坊さん(女性なので尼僧ですね)のやってる
「お座布団大学」(おざぶとんだいがく)とかいう
楽しげな勉強会

足繁く通っているのは知ってますけど。
どうせ元ネタはそこだろうと思っていたところ、
ちゃんとその先生に中味を監修していただけることになったみたいです。
ちょっと安心。
(ё_ё)

したたかさとしなやかさ

MGには
  • 力のMG
  • 頭のMG
  • 心のMG


3つがあるといわれてたりするらしいですな。
それってどういう意味なんでしょうね。
「力」が欠けてたら、
踏まれて泣いてひねくれて立ち直れない。
「頭」が欠けてたら、
短期の利食いでたちまち資金がショートする。
「心」が欠けてたら、
たとえ大きく儲けても人望を失う。

要するにバランス感覚を大事にしろってことでしょうか。
ボクたちみんなしょせん零細会社なんで、
なかなか三拍子そろった人財なんていないわけで、
「力」「頭」で劣っているために、
ねじ伏せられて打ち負かされそうになっても、
「心」で挽回しようではないですか。
どの要素も軽んじることなくバランスをとろう。
数字はしたたかに
こころはしなやかに

──このキャッチコピーには、
マツミさんのそういう想いがこめられています。
物心両面の豊かさに通じてこそ実りある学び。
しかしくれぐれも宗教ではなく心理学なので、
は自分で” “(/*^^*)/
ってぇのがオチなんですが‥‥
ではでは
菩薩MG

お会いしましょう!

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