はじめに愛

人間の行動には不安か、愛か、二つの動機しかありません。 すなわち、感情に従って何か行動するときは、 必ずどちらかに従っているということで、それはすなわち必ずどちらかが強められているということです。 この原則には例外がありません。


深く探ってみれば、
人間の行動には二つの動機しかない。
不安か、愛か。
じつは、
感情の源もこの二つだけだ。
魂の言語にはこの二つの言葉しかない。
ニール・ドナルドウォルシュ「神との対話」から

それは、
そのとおりだなぁ~って、
思いません?
このことを納得できると、
感情の整理がスムースにできるようになります。
わかります?
いろいろ名前のついた感情が何十種類もあるようでも、
実はすべてこの二つの亜種だというわけなんですね。
てことは、
感情に従ってなにかするときは、
必ずどっちかに従ってるってことでして、
‥‥てことは、
必ずどっちかが強められてる
ってことなんですね。
わかります?
かなり大切な原則がはたらいていますからね。
あなたのふだんの行動はどうでしょう?
コトの発端にまでさかのぼって行動の動機を調べてみると、
ことごとく不安から始まっていることがわかりませんか。
じ~っと胸に手を当てて、
思い起こしてみてください。
売上ダウンが怖い‥‥
資金ショートが怖い‥‥
批判にさらされるのが怖い‥‥
パートナーに愛想を尽かされるのが恐い‥‥
ひとりぼっちが怖い‥‥
死ぬのが怖い‥‥

人生の90パーセント‥‥
いや、
もっとでしょうか。
>前向きに考えよう!
>やりたいことをやろう!

なんて、
ポジティブっぽい姿勢そのものが不安の裏返しだったします。
不安と闘うこと自体が、
マクロ的な意味では、
一方で不安を増大させているわけです。
かなり大切な原則は、
ひとつの例外もなく、いつもはたらいています。
不安だから不安と闘う

いうのでは、
けっきょくは不安の拡大再生産
不安をなくすための苦しみがいつまでもついてきます。
どこまで行っても自己中心で、
新しい局面が見えてこないでしょう。
だから、
愛に従いましょう。
だんだんそうしていきましょう。
人財育成は愛から。
すなわち経営は愛から。
不安だから愛を選ぶでは本末転倒なので、
自分をカラッポにするところまで戻って、
はじめの一歩からそうすることができたら素晴らしいですよね。
それは、
手段でもあり、目的でもあります。
というより、
「いま、ここ」では、
手段と目的が同じになるのです。
たとえば、
ミスばっかりくりかえしているアホな(とあなたが思っている)社員に対する
あなた自身の態度を観察してみると、
ほんとうにおもしろい気づきがいろいろあります。
やっぱりカッカするでしょ?
>このバカ!
>なんども同じこと言わせるんじゃねえよ!

って。
長年の心の習慣ですから、
とりあえず腹が立つんです。
そこからあなたは、
この感情を増殖させはじめます。
>なんでこんなミスが続くか、
>ちゃんと原因を整理しとけ!

と、
キツく叱るくらいはまだ序の口で、
さらに
>そんなちゃらんぽらんな性格じゃあさ、
>この仕事やってけないよ。
>辞めるんなら早いほうがいいよ。


畳みかけるのです。
よけいなことです。
感情と一体化していく。
ありがちな執着パターンにはまりこんでいくわけですからね。
>いや、しかしね、
>きっちり言っておかないと、
>顧客に迷惑をかけてからじゃあ手遅れなんだから。

と、
裏でエゴ魔神が主張しているのが聞こえてますか?
聞こえてません?
エゴさんの手の内が読めるようになってくれば、
心が一階級昇進したと考えていいんですけども。
エゴさんにとっては自己防衛が先決で、 だからいつでも不安に突き動かされていますからな。
そこんとこ、
よ~く観察しといてください。
起こってくることを起こってくるがままに眺めといていただきたい。
不安を、
それ以上の何かにしないことが大切なんです。
あなたが問題にしなければ問題にならない
ってことが、
よ~くわかるまで‥‥
アホな(とあなたが思っている)社員だって、
もっとアホな(とあなたが思っている)上司だって、
そういうのにいちいち振りまわされている小さい自分だって、
許しちゃいましょ。
サラッとカラッと、
ぜ~んぶ許します。
あなたにだって、
そのくらいの愛はありますでしょ?
愛を引っぱり出してきたとたん、
エゴが一目散に逃げ出すのがわかりますよね?
愛ってすごいんですなぁ~(。・・。)
長いこと出してなかったんでホコリかぶってませんか?
愛に従って何かする‥‥
ってことを
今日からはじめましょう。
わたしもいま、
ちょっとずつ練習してるとこですよb(⌒o⌒)d