経営理念とは

ことばをひとつひとつ丁寧に吟味して、何日もかけて心の波長と照合していくと、自分の人生を象徴する一語がきっと見つかります。 単語ではなく、短いフレーズかもしれません。心のパズルを完成させる魂のかけらです。 ビッとはまることばに出会えたら、大泣きするほど心が震えるものです。

社員が元気になれる経営理念を

経営理念とは、
事業経営を行うにあたっての 経営の基本的なあり方を表明したものです。
企業の目的は何か、何のために経営を行うのか、
どのような会社を目指すのか等を述べたものです。
中小企業家同友会全国協議会「経営指針作成の手引き」より

経営理念のない会社はいくらでもあります。
ていうか、
ない会社のほうが圧倒的大多数だと思われます。
なくても経営はできるんです。
しかしいっぽうで、
経営理念こそ経営の根幹。
会社にとって、経営者にとって、
いちばん大切なものだという人もいます。
(ё_ё)?
経営理念を成文化する場合、
最も基本的な問いかけは「なんのために経営を行うのか」です。
なんのため‥‥?
なんのため‥‥?
なんのため‥‥?
あなたはなんのために会社を経営してるんですか?
(ё_ё)?
>そんなもん、
>儲けるために決まっとるやろ。

‥‥ですか?
あー、わかりやすいですね、
いいでしょう、それも。
>がんばってついきてくれる社員たちを
>しあわせにしてやりたいからですよ。

と、
それもいい。
経営者が経営の目的について語るとき、
そこには経営者自身の価値観があらわれます。
経営理念には、
経営者の経営に対する信念、
経営者が一番大切にしているもの、
決して譲ることのできない経営者の魂が表明されます。

「経営指針作成の手引き」より

よろしいですか、

でっせ (。・・。)
生半可なもんじゃないなっていう雰囲気は伝わりますよね。
大企業にも中小企業にも、
創業社長にも後継社長にも、
経営理念があります。
呼び方はいっしょでも、
そこにこもった想いの深さはおのずと異なります。
あくまで一般論ですが、
経営者個人の人生哲学や信念

会社の経営理念

重なる度合いについて言うなら
 大きい会社 < 小さい会社
 社歴の長い会社 < 若い会社
という傾向がありますよね。
理念信念
が、
大きく重なるほうがいいじゃないですか (゚○゚)!
できたての中小企業なら特にね。
社員からいろいろ意見を取り入れて
変に民主的に丸くなるくらいなら
 経営理念 = 社長の独断と偏見
っていうくらいに割り切って、
多少いびつでまちがいだらけでも、
一辺倒にトンガッて突き進んでいいと思いますよ。
ぐらぐらブレるよりよっぽどマシってことです。
そうやってトンガッて経営していると、
あっちでゴッツン、
こっちでガッツン、
どうにもこうにも前に進めなくなる日が訪れたりします。
これまで生きてきた人生の中味が問われるんです。
人間の真価が問われるっていうか‥‥
ありがたいことに、
どうせそうなるんです。

お天道さまもアホじゃないんで、
魂の抜け殻みたいな態度で経営やってたら、
きちんと警報を出してくださるんですよね。
社員の半分がいっぺんに辞めてしまうとかね、
かなり手痛い仕打ちを受けることになるかもしれませんけど、
それで終わってしまうくらいなら、
もともと経営なんて向いてなかったことですよ。
そこで厳しくおのれを見つめ直し、
あらためて社員さんたちと腹蔵なく話しあい、
心の芯から反省して軌道修正すれば手遅れにはならないでしょう。
その警報は、
経営理念を磨くチャンスです。
以下は
「経営指針作成の手引き」のまとめですが、
経営者として自分自身の考え方を整理する際のポイントは2つ。
  1. 利益をどのように考えるか
  2. 共に働く社員をどう見るか

──です。
利益社員
なんですなぁ。
ここのところがあやふやだと、
経営のいろんなフェーズで迷いが生じることになります。
経営者として何を大切にしているのか。
自己の姿勢にどれほど強い信念があるのか。

>社員は兵隊みたいなもんや。
>注文さえ取ってきたらそれでええねん。
>自分の給料以上の粗利が稼げんヤツは
>とっとと辞めてくれたらええねん。

──っていうのもわかりやすくてよいですよ。
どういう価値観をもつのも自由なんですが、
とにかくそれを表明することに意味があります。
経営理念の柱は主に2つ
  1. 目的理念=企業のあるべき姿、社会に対する存在価値
  2. 行動理念=目的を実現するための全社員共通の基本姿勢、行動基準
    これに加えて
  3. 福祉理念=社員の成長と幸せを追求し、共に育ちあう姿勢
  4. 社会理念=社会への貢献

──これだけの要素が織りこまれていることが望ましいとされています。
ちょっとむずかしいですかね‥‥┐(-。-;)┌

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しかしこういうことを考えながら経営理念をつくっていると、
文章がだらだらと長くなって、
けっきょく何が言いたいんだかよくわからなくなるし、
どこの会社も似たり寄ったりな理念

できあがってしまう懸念があります。
もちろん、
そうならないような工夫をしていただきたいわけなんですが、
それについてはまた後日解説します。
とにかく社会に向かって堂々と誇れる理念があると、
そこが(いしずえ)となって
経営方針や経営計画がスパッと気持ちよく決まるようになるんです。
社員さんの心のベクトルも合ってくる。
>経営理念でメシが食えるか!
‥‥みたいなことを言う社長もいてますが、
それはまだメシが食える理念になってないだけのこと。
では‥‥ メシが食える理念とは?
たとえば──
一日の仕事で疲れて帰ってきた社員が
自社の経営理念を見て元気がわいてくるような経営理念でありたいものです。
「経営指針作成の手引き」より



●響く経営理念ワンポイント添削

たったひとつコトバのちからで社員の意識がごろっと変わる! 経営理念は、はたらくモチベーションのみなもと!

◆飾りじゃないのよ経営理念は!
経営理念が、あなた自身の想いとシンクロしてるととってもいいですよ。 ありきたりだし、どうもしっくりこないとわかってて「でもまぁこんなもんだろ」って、ほったらかしにしてません? 響かないのがわかってて、とりあえず唱和してるくらいなら、 200社を超える中小企業の経営指針とかかわってきた宗之内喜久造がチョイとお手伝いしますので、ガツッと腹に入るコトバと出会ってください。
※この添削はビデオ通話対応のスカイプで行いますが、お近くの方はご来社いただいてもけっこうです。

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