松下幸之助なんか目指すな
人間関係は教科書どおりにはいきません。 たとえ血を分けた肉親であっても、愛せないものは愛せないし憎いものは憎い。 ウザい関係はスパッと切り落として逃げてください。 嫌いなものは嫌いでけっこう。 きれいごとの奴隷になる必要はありません。雲隠れです。
人間関係は教科書どおりにはいきません。 たとえ血を分けた肉親であっても、愛せないものは愛せないし憎いものは憎い。 ウザい関係はスパッと切り落として逃げてください。 嫌いなものは嫌いでけっこう。 きれいごとの奴隷になる必要はありません。雲隠れです。
人間の道は排除の道ではない。お互いにタライのなかに相集うて暮らしているのである。押しやっても押しやれるものではない。だからいたずらにもがきあがくよりも、寄りそうもよし、寄りそわざるもよし、これも何かの縁と心を定めて、あるがままを承認し、あるがままに受け入れるほかない。そこにおのずから調和が生まれ、自他共に生きる道が、ムリなくひらけてくるのであろう。松下幸之助「続・道を開く」より
この世の中、いやなことはいっぱいあるし、自分にとっていやな人もたくさんいる。だから、ついそれらを向こうに押しやって、自分のまわりから遠ざけたいと思うのだが、一つ押しやっても、また新たな嫌なことが起こってくるし、押しやったと思ったいやな人が、知らぬまにまた自分のまわりに寄りそってくる。もがいてもあがいても、やっぱりもとのままである。松下幸之助「続・道を開く」より