執着解脱の旅
苦の源は執着。執着を落とすためには気づき続けること。 覚醒した心、すなわち気づいている状態、すなわちマインドフルネス。 刺激と反応の隙間は狭く、そのわずかの隙間で反射をコントロールするには、 覚醒した心を保つしかありません。あるがままの自分へ還る旅に出ましょう。
苦の源は執着。執着を落とすためには気づき続けること。 覚醒した心、すなわち気づいている状態、すなわちマインドフルネス。 刺激と反応の隙間は狭く、そのわずかの隙間で反射をコントロールするには、 覚醒した心を保つしかありません。あるがままの自分へ還る旅に出ましょう。
どうしたら、瞑想を、
瞑想センターから、台所や事務所に持ち出すことができるのでしょうか。
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一日に一時間の瞑想をすれば、
その一時間が、ただの一時間でなく、
二十四時間のすべてになるべきです。
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一つの微笑、一つの呼吸が、
ただその瞬間だけでなく、
その日の全体に、良い影響を与えるべきです。
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坐ってする実践のときだけに、
みずからの認識や感情に対処するのではありません。
いつも、
対処しなければなりません。
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電話をかける合間に、
あなたは意識的な呼吸を行っていますか。
にんじんを刻みながら、
微笑していますか。
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日常の生活にどのように対応するかが、最も大切な問題です。
毎日毎日のごく平凡なことについての、
みずからの感情、
話し言葉にどのように対応するかが、
まさしく瞑想なのです。
ティク・ナット・ハン師の著書「ビーイング・ピース」から