ウエスト9センチ減でメタボ終結宣言

意志の力さえふつうに使えたら、体重のコントロールは簡単です。 小食を習慣にして損することはひとつもありませんので、遠慮なく減らすといいですよ。 故・甲田光雄先生の教えをしっかり咀嚼して、胃腸キレイにしちゃいましょう。

メタボ中年は全員敬服せよ(笑)!

ちょっと本気を出して生きてみましたら、
変化は即座に体重にあらわれました。
体重計にはしょっちゅう乗ってるので、
やせてきてるのはもちろん知ってましたが、
ウエストは自分では測らないので、
年に1回の健康診断の結果を見てちょっとニヤけました。
マイナス9センチ!
1年前とくらべて9センチ減という記録なんですけど、
実際には4か月でこれだけ絞ってます。
ぬるま湯からさっさと抜け出たくて、
5月の連休明けから生活態度をあらためて、
読書したりセミナー出かけたり、
ずいぶん勉強量が増えました。
勉強してるんですよ、
えらくないですか。
みなさんも大好きでしょうけど、
脳ミソにいっぱい刺激を与えて高速回転させてます。
もういい歳だからといって無制限にリラックスしすぎるのはやめて、
いくつになっても新しいことをインプットし続けたいと思い直したわけです。
そっちのほうがおもしろいから。
チャレンジに年齢は関係ないし、
休んでいるより遊んでいるより、
クリエイトしてるほうが絶対におもしろいから。
寝食を忘れるくらい夢中になれるものがあれば、
なにひとつ我慢しなくてもやせられますよって、
ずいぶんまえに書いたんですけど覚えてくれてます?
わたしのオススメする「我慢しないダイエット」では、
方法は2つでしたね。
  1. 食べたい欲求を上まわる願望によって食べたい欲求を忘れる
  2. 食べたい欲求を直接的に消す

いまそれを自分でやってます。
だから意識としては、
やせようやせようって感じではないですね。
ほんとうに食べたいときは食べるけど、
そうじゃなかったら創作意欲を満たすのが優先。
ほんとうにおいしいものを、
おいしいシチュエーションでだけ食べられたら大満足なので、
惰性に流されてついでに食べたりしない。
我慢もしてません。
むしろ貪欲に、
めちゃめちゃおいしいものをめちゃめちゃおいしいシチュエーションで
存分に味わいながらいただくように心がけてます。
おかげさまで、
頭の中に花が咲くほど食事がおいしいです。
小鳥のさえずりが聞こえてくるほどお酒がおいしいです。

しばらく太り気味だったワケ

タイム速くないので、
あまり大きな声では言えませんが、
キクゾウさんは高校のとき陸上部で、
それからずっと細く長くランニングを続けてます。
いまみたいにマラソンのブームはありませんでしたし、
大会といっても地味なもんでしたが、
30代のころは年1回のペースでフルマラソン、
ハーフマラソン年3~4回は走ってました。
さあここで、
ごほうび
っていう甘い誘惑、
ちょっと気をつけたほうがいいですよって話です。
がんばった自分にごほうびで、
ビールっ!
とか。
ありがちですよね。
以前はジョギングしてたら体重は落ちてたもんですが、
4年まえ(2013年)に10年ぶりにフルマラソン再開したときは、
走っても走っても減りません。
あれ?
おかしいな?
なんでかな?
──そう。
ハングリーだった30代は、
晩酌もしてなかったし、
走ったあとも腹筋とか腕立て伏せとかストレッチとかやって、
だらだらするよりギラギラしてた。
それがいまや、
がんばった自分をほめてあげたい
っていう気持ちがけっこうあふれている。
時代が丸ごとそんな感じなもんで、
>がんばった自分をほめてあげてネ
みたいな、
あまったるいムードが日本じゅうに蔓延している。
これ、
ホロッときますよね、
特にはじめのうちはね。
>そうよネ、
>わたしってガンバってるわよネ、
>ガンバってるんだもん、
>お酒くらい飲んだっていいわよネ。

みたいな。
これはみなさん誰しも経験がおありでしょう。
わたしの体重は、
成人してから30年以上、
ずーっと58キロから68キロのあいだを行ったり来たりで、
ベスト体重は62キロと自分で決めてました。
60キロを切ると、
顔がコケたように見えて、
貧相というか、
不景気なオーラが出てしまうように思えた。
なので65キロまでは許容範囲。
66~67キロまで体重が増えてくると、
そろそろヤバいぞって感じで、
またちょっと引き締めて戻したり。
マラソン大会前で、
練習量が増えれば増えるほど、
ごほうびOKになってくるので、
お肉もお酒もガンガンいってしまいます。
これが習慣になると、
だらだら怠けているムードを助長しますんで、
ごほうびの日でもないのにだらしなく大食いしてしまう。
それでも、
太っている自分を自分で許してあげてしまうわけですね。
いいよいいよ、
それでいいよって。
すべては想念のおもむくままなもんですから、
それなりにおなかがぷよぷよしてしまうことになります。

プチ断食がやたらと増えた

それがこないだ、
ぬるま湯ほど恐ろしい楽園はないことにハタと気づき、
いよいよ本気で生きることにしたわけですね。
>息子もいよいよ中学受験に向けて、
>本気スイッチ入れてがんばってるのに、
>オヤジがだらだら酒飲んで酔っぱらってる場合やないわ!

と、
思えるだけじゃなしに、
>こっちのほうがよっぽど愉快で楽しいわ!
って、
打ちこめるものが見つかることがポイント。
五十の手習いってやつでキクゾウさんは、
寝食を忘れるくらい夢中になれるものを、
うまいぐあいに掘り出してきたわけです。
それが何かっていうのは、
ここではまだ言えませんけどナイショですけど。
このサイトをリニューアルして、
「2.0」だとか言いだしたのもそのうちのひとつ。
こうなるとごほうびなんかなくっても、
じゅうぶんモチベーション上がるんで。
お酒も飲みたくなりません。
そしてここでまた、
空腹は不快感ではないですよってことを、
あらためて再確認します。
おなかがすいた感じって、
どこまでいってもたいしたことではないでしょ。
グーで顔を殴られたら痛いし、
太ももの柔らかいとこ蚊に刺されまくったら痒いですけど、
おなかがすいたっていうのは、
痛くもないし痒くもない。
殴られて痛いのと蚊に刺されまくって痒いのと、
空腹なのはどれがマシですかっていうと、
わたしなら腹ペコを選びます。
なんか別のことに熱中してたら、
知らないあいだにすぎてしまう。
プチ断食は何度かくりかえしていると、
慣れてくるというのか、
そっちのほうがあたりまえというのか‥‥、
無駄に惰性で食べることの無意味さに気づかされます。
おなかがすいたら眠れないって方、
多いと思うんですけど、
もしかしてあれって単なる思いこみかもしれませんよ。
能動的に楽しむ空腹は、
しいたげられるそれとはちがうんです。
わたしもはじめのうちは、
寝るときもっと苦労してたような印象あるんですけど、
このごろはめっちゃ脳を使ってるせいか、
いっちょまえに疲れるとみえて、
空腹のままでもスコッと寝られる。
眠れない原因は空腹にあるんじゃなしに、
スカッと完全燃焼できるほど打ちこんでなかったせいかとも思います。

1日3食が健康という常識がいちばんダメ

プチ断食が増えたのは、
>食べないと健康によくない
みたいな思いこみを
完全に外すことができたからです。
空腹は快感であって、、
小食が健康をつくるんだってことが信念化してます。
>もしかして食べなさすぎ?
って、
心がぐらついたときは、
故・甲田光雄先生の残された言葉をかみしめるようにしたらいいですね。
著書もいっぱいありますから。
しかしこれ、
なかなかデリケートなテーマでしてね、
小食が身体にいいとかいいますとね、
子どもにごはん食べさせない親があらわれたりするもんですから注意が必要です。
50すぎのジジイと子どもをいっしょにしてはいけません。
というか、
自分がうまくいったからといって、
子どもや他人に同じ方法を強要するようなことはあってはなりません。
胃腸さんからのメッセージに忠実であることがいちばんなんです。
おなかがぐぅぐぅきゅるきゅる鳴ると恥ずかしいので、
それを止めるくらいの飴やクッキーは食べていいとして、
あのときおなかの中で起こっていることは不健康なことでしょうか。
健康再建のための運動をやってくれてるんだと思いません?
胃腸さんは働き者ですが、
意外とオーバーワークです。
もっともっと休ませてあげるべき。
1日3食がいちばん健康的かどうか、
ものすごく疑わしいので、
それを常識のように思いこむのはやめたほうがいいです。
1日2食が合う人もいれば、
1食が合う人もいる。
きっちりした食事はとらなくても生きていける人もいるし、
小刻みに4食、5食と摂ったほうがいい人もいる。
1週間に3食がいちばん快適な人もいるかもしれない。
朝ごはん食べてませんっていうと、
>あらまぁ不健康ですねぇ。
>いけませんよ不規則は。

みたいなリアクションする人がいまだにいますけど、
規則正しく1日2食主義ですやん、
わたし。
人の心とか肉体って、
十把一絡げ(←「じゅっぱひとからげ」と読みます)に何がいいと言えるほど、
簡単なもんじゃありません。
親子だろうと年齢が近かろうと、
個人差がすごく大きくて人それぞれバラバラ。
だから
自己責任でいちど試してみてください。
決して頭ではなく胃腸さんの声を聞き、
からだがほんとうに食べたがっているものを、
食べたがっているタイミングでいただく。
誰といっしょに食べるかとか、
どのお店で食べるかとか、
ワインの銘柄は何にするかとか、
場のセッティングは頭で考えたらいいです。
もし、
>キクゾウさんといっしょに食べるごはんがいちばん楽しくておいしい!
って方がおられましたら、
喜んでごいっしょさせていただきますので。