ご両親にごあいさつ──共同求人活動の5年

中小企業家同友会の共同求人活動のみで「鮮やかに」完了した今年度の採用活動。 内定した学生のご両親にはごあいさつに行くことにしています。 新卒採用を始めた5年前から今回で5回め。 嫁をもらうときでさえ親にあいさつしなかったわたしが、なんでそんなことするんでしょう?


ついにやりましたっ!
待望の男の子です!
‥‥っていうと、
まるで産まれたみたいですが、
そうではありません。
2016年4月入社の、
男子1名の採用が内定しましたんで、
おめでたいご報告をさせていただきます。
昨年の内定者が決まったときも、
ややコーフン気味でしたが、
やっぱりこれって大きな節目の行事です。
どういうキャラの人財が入ってくるかによって、
職場の雰囲気が大きく変わりますから、
そわそわどきどきで4月後半からずっと落ちつきませんでした。
あ~
やれやれε=( ̄。 ̄;)
採用内定者が決まると、
ご両親にごあいさつに行くことにしてます。
中小企業家同友会の先輩から、
>ご両親にはあいさつ行っといたほうがいいよ。
>内定辞退を減らす意味もあるから。

と、
アドバイスをもらっていたからです。
わたしのまわりでも、
計画的定期的新卒採用取り組んでいる会社
は、
きちんとごあいさつに行かれてるケースが多いような気がします。
採用人数が膨らんでくると無理でしょうけど、
5人くらいまでならぜんぜん問題ないわけで、
小さい会社ではひとりひとりが貴重なんだから当然でしょって感じで、
こっちの気合いもかなりのもん。
中小企業家同友会の共同求人活動に毎年参加するようになって5年。
5年で5人に内定を出しまして、
つまりご両親へのごあいさつもこれで5回めとなりました。
内定辞退を食い止めたいから‥‥
っていう動機はわたしにはありません。
折り目
みたいなもん
を、
きっちりつけときたい気持ちからでしょうか。
1回めにあいさつに行った社員(2012年入社)はもういません。
1年ちょっとであっさり辞めちゃいました。
2回めの内定者は、
入社しないうちから内定辞退で去っていきました。
3回め、4回めの子は、
いまのところ辞めずにがんばってくれてます。
わたしの本気度は年々アップしています。
前回のごあいさつって‥‥
なんかついこないだだったような気がするなぁ~と思ったら、
それもそのはず、
内定は昨年の12月、
実家を訪ねたのは今年1月のことでした。
ほんまについこないだです。
そのくらい今年は鮮やかに、
早々と決めることができました。
鮮やか
っていう理由は、
中小企業家同友会さん主催の
合同企業説明会だけで決めることができたからです。
お金もかからなかった(総額で20万くらい)し、
これがほんとうに理想的。
実質7月中には内々定。
8月1日付で内定承諾書を提出してもらって早期決着。
過去2年間、
ぐだぐだ長引いて気疲れしてしまいましたので、
今年はほんとうに助かりました。
女子にもすごくいい子がいて、
どっちも採りたかったくらいだったんですけど。
内定辞退を想定して「内々定」で多めにキープしとく、
みたいな、
姑息は手段はわたしはやりませんし。
てなわけで本日、
>息子さんをボクにください。
的なごあいさつを、
滞りなく済ませてきたのでございます。
なんべんやっても、
訪問前はそわそわして落ちつきません。
かしこまったシチュエーション全般が、
どうにも苦手なんですなぁ。
実はわたし、
結婚したときでさえ両親には事後報告でして、
相手の両親と顔を合わせたのも、
籍を入れてから3か月後でした。
結納とかそういう面倒な手続き?はぜーんぶスッ飛ばして、
市役所に書類だけポン

披露宴もなし。
結婚式だけはきちんと最寄りの神社で済ませましたけど、
宮司さんとわたしたち夫婦の3人きりで20分ほどでチャカっと。
式典とかそういう、
かしこまったものはことごとくですね、
夫婦そろって体質的に受けつけないというのかどういうのか‥‥
ケーキもドレスもなしなしなし。
で、
総コスト2万円。
そのくらいむちゃくちゃなめんどくさがり屋なもんですから、
5年前の新卒内定で初めてごあいさつに行ったときはもう、
人生最高レベルに
といっても大げさじゃないくらい、
ものすごく疲れました。
正座も長かったし‥‥(◎_◎;)
なので2回め以降は
>すぐに帰るから茶菓子は出すなって伝えといてね(*^_^*)
って感じで、
正座もしないことにして、
とっとと逃げるように出てきてしまうんですけども、
わたしの決死の覚悟だけは伝わってるんじゃないかと思ってます。
(◎_◎;)
でもまあそうやって、
いっぺんでも家庭訪問して親の顔を見とくと、
事あるごとに妙に合点がいくもんです。
何を考えてるかわからない大馬鹿者に出くわしたとき、
>親の顔が見たい(-“”-;)
って
よく言うじゃないですか。
大学を出たばっかりの若ゾウに実像なんてないのがふつうでしょ。
自立が早いとか遅いとかも含め、
親の価値観や育て方がモロに投影してる。
だからこうやって顔を合わせておくことには、
少なからず意味があるなと思うわけなんです。
が、
それにしても‥‥
訪問するたびに、
お父さんの年齢がわたしと同じくらいか、
お母さんはたいてい年下だっていうところにかなりの衝撃を覚えます。
うちの子は2人ともまだ小学生ですから、
子育てではあっちが大先輩なわけでして、
親の顔が見たいどころの騒ぎじゃないわけでして。
このたびの内定者にいたっては
平成6年生まれw(゚o゚)w
ってことですから、
なのにお父さんはわたしと同い年だっていうんですから、
そこのタイムトラベル感にいちばんびっくりしてしまいます。
自分の娘の就職が決まる10年後ぐらいに、
わたしみたいな社長が
あいさつだっつって家にあがりこんでくるとしたら‥‥
llllll(-_-;)llllll
llllll(-_-;)llllll
llllll(-_-;)llllll
わたしはかなり
イヤですけどね。
ようこそわが社へ(。・・。)