起業を成功に導く応援ソング

自分だけのものを、自分のかたちで、自分以外のために。 これから起業する若いキミたちを成功に導く魔法の歌。 作詞作曲は当時二十歳の原田真二さん。 やりたいことだけをやって、しかも喜ばれて儲かって‥‥ っていうクリエイティブな生き方のエッセンスが、この短いフレーズに。


原田真二さんというシンガーソングライターがいました。
(ё_ё)
「いました」っていうか、
まだお亡くなりになったわけじゃないし、
引退もされてないようなので、
正しくは「います」ですね。
熱心なファンの方には申し訳ないんですが、
わたしはこの人のことはほとんど何も知りません。
ただ、
30年以上もまえに
たまたまテレビで1回だけ耳にした、
たった1曲の歌詞の一部が耳に残って‥‥
残って‥‥
心のかたすみにずーっと置いたまま、
長いことフタしてたみたいなんですが、
なぜだか、
このごろしきりに頭に浮かんで‥‥
浮かんで‥‥
たった一部でも歌詞を覚えていれば、
Googleで検索して、
タイトルがわかったらYouTubeで探すと、
何年たってても曲との再会までに1分もかからない。
いい時代です。
はっきりわたしの心に刻まれたそのフレーズっていうのは──
自分だけのものを
自分のかたちで
自分以外のために

──原田真二さん

MARCH
です。
37年ぶり
に、
大人になって聴いても鮮度はそのまま。
サビのこの部分以外の歌詞もカッコいいので、
ぜひ、ぜひ、
ご自身の耳で確認していただきたい。
わたしはいつも、
説教クサいことを長々しゃべるばっかりで申し訳ないけど、
この歌はストレートに心が励まされて、
スキッと元気になれる。
いまの若い人たちの耳には、
これでも古いと感じるか?
作詞も作曲も原田真二さん自身ですが、
この曲をつくったときの彼、
まだ二十歳だったんですね。
昭和54年、
キクゾウ少年は17歳。
もうすでに、
洋楽にしか興味なかったころなのに、
イントロのピアノからして一発でノックアウトされたような‥‥
だれこれ!?なにこれ!?冗談でしょっ!?
って。
律儀なキクゾウさんは、
ただでYouTubeで聴くだけじゃ申し訳ないので、
この曲の入ったCDをamazonで買いました。
その中には、
会社でよくかかっていて(社員の選曲で)、
よく知っている曲が入ってました。
てっきりスピッツのオリジナルだと思って聴いてた「タイム・トラベル」や、
斉藤和義さんがカバーしてる「キャンディ」も、
原田真二さんの作曲だったんですね。
(ё_ё)
さてそんな懐かしの名曲MARCHですけど、
いま、
こうしてあらためて聴いてみると、
また別のフレーズが心に刻まれそうで笑えます。
この曲の歌詞の出だし──
赤い数字
気にしながら
帰るこの道

──ですがな。
なんやろなぁ~
気になるなぁ~
い数
‥‥て。
なにかと儲けることにばかりに心を奪われがちな日常に、
チクッと突き刺さるフレーズやおまへんか。
(ё_ё)
で、
52歳のキクゾウじいさんが、
これから独立する若ゾウ諸君に何が言いたいかっつーと、
このね、
MARCHのメッセージみたいな心持ちでやってみたらええよ
ってこと。
自分だけのものを
自分のかたちで
自分以外のために
Say, What you think
オレは
生きてると
原田真二「MARCH」(作詞作曲:原田真二)より

自分のかたちって
何より大切にしていい。
犠牲なんて払ってほしくないし、
払いたくない。
自分だけの大切なものを、
とことん磨いて、
そしてそれを自分以外のために。
このスピリッツが断然いい。
自分の一日の生活、
24時間を総まくりして、
そのうち自分以外のために使ってる時間がどれくらいあるか。
あしたから、
自分のためじゃないことに使う時間を、
たとえ1分ずつでも伸ばしていく。
それを心からオススメします。
(ё_ё)
年寄りがあんまりしゃべると、
また説教じみてくるから、
もうそろそろやめるけど、
わたしの若いころは、
自分のことばっかり考えて、
まわりのためにどうのこうの、
ちっとも思いやる余裕なんてなかった。
ほんとうはもっと要領よく器用に、
純粋にひたむきに、
自分も自分以外も喜ばせることができたらよかったけど、
なかなか満足も納得もできなかった。
だからガツガツ自分の欲望を満たすことを最優先しながらも、
こんなんじゃダメだ、
こういう生き方はちがうんだ
と、
心がギリギリのところでせめぎあってた。
自分以外のために何か、
いまオレにできることはないのか
と、
空まわりな気持ちだけでも‥‥
天罰が下されても文句は言えないくらい自分勝手なヤツなのに、
まだ潰れてない理由はそれだとしか思えません。
ぜいたくなほどの豊かさに恵まれて、
喜びの渦の中でエキサイティングに生きていられる。
落伍者のはずだった自分にまだ将来があある。
挑戦権が与えられているし、自由だし。
神さまが、
おまえはまだ情状酌量の余地があるって、
見逃してくださってるとしか思えない。
それはきっと、
自分以外のために使ってる時間が、
たとえ1分ずつでも着実に伸びてきたから。
もうほんとうに、
自分のことなんて気になりません。
もうじゅうぶん。
愛されてる感に満たされて、
寂しい感じがありませんから。
どう転んだってしあわせですから。
わたしが独立したときには、
結婚もしてなかったし家族もいないし社員もいない。
それがいまじゃ、
すぐそばに大切な人がいて、
くっついて囲まれてぺちゃくちゃしゃべって、
ごきげんな笑顔を見るのが楽しみになってる。
健康でおもしろおかしい人生を送ってくれよ
って祈るのが習慣になってる。
これから旗揚げするキミの独立応援ソングを、
歌ってあげたい気分になってる。
自分だけの道を
自分のかたちで
自分以外のために
Do, What you think
夢をもって
Say, What you think
オレは生きてると
知らせろ!
原田真二「MARCH」(作詞作曲:原田真二)より