年収725万円のエリート人生を捨てた男がこれからやること

オレの人生、サラリーマンじゃない!──そう気づいていながら家族のため、常識に縛られた我慢の生活から抜け出せない46歳。 独立起業へ向けて年俸725万円を捨てられるのか。 アフィリエイトで副収入1000万円を突破しても、なお不安が拭えない男が選んだ次のステージは?


Tさんの話、奥さんの身になってみたらたまらないわねぇ。 いくら母は強しで肝っ玉すわってるっていったってサ、 お子さん小学生でしょ。2人でしょ。 ダメよそれ。たまらないわ。

そんな男のわがままを受けとめてくれるのが昭和の女性のいいとこかもしれませんね。 やるからには死ぬ気でやんなさいって発破かけられたそうなんですけどね、 いままでTさんがご家族を大切にされてきたからこそだと思います。

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踏み切れない人たちに捧ぐ

辞めたい辞めたいと言いつづけながら踏ん切りがつかない日々、
あなたが本当にやりたいことは何なんですかと突きつめた夜、
やっと辞める決心がつきました、
嫁さんに話したら理解してくれましたと報告してくれた日、
なのにやっぱりずるずると辞表を出せず悶々と過ぎていった数か月‥‥
わたしより10歳下、46歳Tさんの心の葛藤に、
進行形であるがまま、じっと寄り添って見続けた半年間でした。
小学生の子どもが2人、
4人家族を支えなければならない働き盛り。
サラリーマンなんておもしろくないからさっさと辞めろと、
無責任にけしかけるわけにはいきません。
煮え切らないTさんでしたが、
もちろんわたしは心の中では早めに脱サラしたほうがいいのにと思ってました。
仕事が合ってないのは火を見るより明らかで、
「らしい」生き方からはほど遠いと感じたからです。
もったいない人生の典型モデルだと、
わたしの目には映ってました。
国立の大学院を出て大手の一流電機メーカーに就職し、
その後、年俸725万円で中堅ベンチャーに転職。
模範的といっていい、
堅実なサラリーマン人生です。
実直な性格と好待遇がアダとなり、
かえって脱サラが遅れたかもしれないというのは皮肉なことです。
アフィリエイトで直近1年間の副収入は1000万円を超えていたといいますが、
これだけの「追い風」があってもなお、
不安と恐怖で辞表を書くことができなかったTさんです。
どこか、
あなたに似ていませんか?
アフィリエイト3年めで1000万円? えっ、すげぇじゃんTさん。ボクだったらウンもスンなしにすぐ辞めるけどなあ。

あのねぇ、なんでも自分といっしょにしないの。 経歴も年収もぜんぜんくらべものにならないんだからさあ。 そりゃ捨てるものが大きいほど悩みは深いものよ。


背中を押してくれたのはアフィリエイト

会社にナイショでこそこそ副業って、
うしろめたい気持ちになる人も多いと思います。
酷い扱いを受けていると感じている人なら、
当然の権利だと居直れるのかもしれませんが、
ま、
勤め先の会社の文化によりけりでしょう。
辞め方ってほんとうに大事なんで、
上司、同僚、部下、取引先‥‥、
各方面の人間関係に最大限に配慮して、
どこにも不義理だけはしないように、
最後は感謝の気持ちできれいに辞めることですね。
ぶっ殺したいほど恨みの募る上司が、
ひとりやふたりはいるかもしれませんが、
どうしようもなく感情コントロールできないなら、
それはしょうがないんで、
徹底的に憎みきって辞めるのでもいいでしょう。
いずれにせよ準備は入念に、
根まわしは誠意をもって。
かといって慎重すぎるても機会を逃しますから、
そのへんのサジ加減は容易ではないんですけども。
わたしは場合はまだ30代で、
独身だったからよかったです。
家族がいて、
小さい子どもがいたら、
踏み切れなかったにちがいないからです。
まじめでビビリなTさんが、
家族を守らなければならないプレッシャーをも跳ね返し、
起業独立の道を選択することができたのは、
まぎれもなく副収入の下支えがあったからです。
会社勤めのかたわらで作業して、
3年めで1000万円超の実績を叩き出したんですから、
Tさんの努力、実力もたいしたもんですが、
アフィリエイトのズバ抜けた労働生産性には驚くばかりです。
定石どおりTさんは、
トレンドアフィリ(アドセンス)からスタートし、
あるていど要領がわかったところでASPへシフト。
エンタメ系に得意分野を見いだし、
その収入がサラリーマンとしての年俸を上まわるまでになります。
>だったら楽勝で脱サラっしょ?

外野がツッコミたくなる気持ちもわかります。
そのへんの心境については、
動画の中で語っていただいてますんで、
Tさん自身の口からぜひ聞いてみてください。
心境とかそういうのはいいからさ。 その、エンタメ系の中味が気になるなあ。 どこのASPの案件かなあ。気になるなあ。 ききたいこといっぱいありすぎて困るよ。

このまま死んでいいの?

決め手は出会いにあったと、
Tさんは語ってくれています。
迷いに迷った挙げ句、
いくつかの運命的な出会いを経て、
2018年10月末で退職されました。
不安と希望の入り混じる、
退職直後の生々しい肉声を、
動画に収めさせていただいたのは2日後の11月2日です。
1か月たち、1年たつうちに、
いま目の前にある不安はウソのように消えていきます。
不安は変質して、
まったく別の姿でまた現れるにちがいないのですが、
いま、ビビらされている不気味な不安とは別物です。
やらないから湧いてくる不安と、
戦っている最中に浮かんでくる不安とは根っこが異質なもの。
わたしは起業家の先輩として、
>ようこそ!
としか言いようのない気分です。
わたしがごちゃごちゃ言うよりも、
同じような状況にあるかもしれないみなさんへ、
Tさんからの言葉をお伝えしましょう。
>あした自分が死ぬとしたら、
>ほんとうに悔いなく死ねるかどうか考えてみてほしい。
>なんかちがうなと思ったら、
>自分の人生の意義から外れてるってことなので、
>会社員以外の道を歩むことも考えてみてほしい。
>そのひとつの手立てとしてアフィリエイトがあり、
>またその先にDRMがある。
>悲観せずに立ち向かえば道はある。

──Tさんの人生前半は、
サラリーマンとしての21年間でした。
パラレルワークの実績もさることながら、
会社勤めの中で養ってきたものも決して小さくないんです。
それが人間としての資産です。
この資産をすべて棚卸しして集大成したものを、
これからのチャレンジャー層に向けて、
自分がメンターとなって伝えていく。
「人生後半全員メンター」のコンセプトに、
いちばん最初にピッタリはまってくれたのがTさんです。
この絶妙なタイミングで、
こういう人があらわれるってのは、
まさしく神の配剤としか思えませんが、
まったく、
ほんとうに出会いって摩訶不思議でおもしろいですね。
感謝。
すごくまじめに人生を考えてらっしゃるのね。 こういう人はまわりからも応援されるからきっと何をやってもうまくいくわ。